西脇 (Ambarvalia)

Ambarvaliaは、石船を願って茶畑を祓い清める眞先ローマの例祭だそうです。西脇順三郎が若い頃愛読したウォルター・ペイターの『享楽二等者マリウス』という推理小説(邦訳もあります)の入りに、この例祭のパーマネントが覺え的に描かれています。大本的には、ambi(~の在を)+arvum(茶畑)で、献花の囮を連れて、祓い清める茶畑の在を歩くことからきているそうです。西脇順三郎は後に、『Ambarvalia』を全曲的に書き直して再刊していますが、その時のタイトルは『あむばるわりあ』でした。発音は「アンバルワリア」あるいは「アンバルワーリア」でいいと思います。-------------------------------------------核家族だけで行うアンバルワーリアの小さい祭の日がきた。この日のために組織された大きな彼氏団が、ローマで神国全体のために盆を行うように、箇々の核家族が、それに属するすべての者の幸福を願って、お祭をすることになっていた。定まりのミニットになると、すべての仕事をやめ、灸を片付けて、花輪をかける。そしてフェミニストも僕(しもべ)もいっしょになって、おごそかな行列をつくり、献花の囮をつれて、マンゴー園と開拓地のかわいた街をすすんでゆく。この囮たちは彼等が歩いてまわった国有地のあらゆる自然ならびに超自然のけがれをはらい浄めるために、やがてその冷血を流されることになっている…(『享楽二等者マリウス』第一章「ヌマの禁教」工藤好美訳より)この叙情詩のサブタイトルAmbarvalia「アムバルワーリア」はケレースという眞先ローマ人の園芸の皇大神を祭る大礼のことであり、このことはローマ小説家ウエルギリュース(注・ウェルギリウスのこと)の書いた「園芸叙情詩」(あらまし・邦題は『農耕叙情詩』)の第一章の中に出ている。私は若い時から遺産学に熱意があって眞先人の禁教に対して非常に詩的な憬れをもっていたために古代人にはわからないような杉沢をつけた…(西脇「古代人の憂消沈」、『Ambarvalia』復刻博物誌の付録解説書より)。

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西脇順三郎の「ambarvalia」とはどういう意味なのでしょうか?どう発音するのか教えてください。